B1仙台89ERSがB3岩手ビッグブルズに66-73で敗れ、新チーム初勝利を飾ることができなかった。

第1クオーター(Q)に0-9と引き離されると、第3Q中盤まで1度もリードを奪えず。PG小林遥太(31)を中心に立て直しを図ったが、岩手優勢の展開を最後まで覆せなかった。

第3Q、46-46で迎えた残り4分23秒。今季B1京都から加入した加藤寿一(28)が3本のフリースローを獲得。3本すべてを沈めて49-46とし、初めてリードした。だが岩手に逆転を許し、第3Qを54-55で終えると、最終Qは終盤に4本連続でリバウンドを取られるなど、わずか12得点に抑え込まれ試合終了。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「相手の方が良いバスケットをした結果。『仙台に勝ってやるぞ』という気持ちを終始感じた。自分たちにその気持ちがあったのか疑問ですね」と勝利への執念の差を嘆いた。10月1日に迫ったB1開幕のためにも勝ちたい試合だったが、課題が多く残った。

加藤は、フリースロー8本をすべて決めるなど、日本人最多の13得点。ネイサン・ブース(28)が14得点、小林も7得点と新加入選手がそれぞれ存在感を示したが、肝心のディフェンスではターンオーバー(ミスによる攻守の入れ替え)が「15」と、まだまだ未完成。小林は「選手1人1人、この結果を重く受け止め、みんなで前を向いて、また明日から立て直していきたい」と敗戦を糧に進化することを誓った。【濱本神威】