ショートプログラム(SP)首位の吉岡詩果(19=山梨学院大)が、ジュニア時代を含めて4連覇を達成した。

フリーもトップの101・88点を記録し、合計156・16点。落ち着いた表情で「初めはすごく重心が前に乗っていて、いつもより滑らなかった。途中で気づいて、修正できたところは良かったと思いました。演技後は『まあまあかな』っていう感じでした」と振り返った。

フリーは21年10月31日の東日本選手権以来、約11カ月ぶり。同選手権以降は右足首付近の疲労骨折に悩まされ、氷から離れる期間が続いた。今大会もルッツ、フリップを回避したが、11月上旬の東日本選手権に向けては「構成を戻していきたいです」と意気込む。今季の目標は2年ぶりとなる全日本選手権(12月、大阪)出場で「それに向けて1つ1つ、できることを増やしたいです」と力を込めた。【松本航】