ラグビー「リーグワン」の花園近鉄ライナーズが28日、10月15日に東大阪市花園ラグビー場で行われるメルボルンレベルズ(オーストラリア)との国際親善試合に向け、近鉄沿線の各駅でPR活動を行った。

この日23歳の誕生日を迎えたフランカー上山黎哉(れいや)は「ライナーズの中では若い方。新人らしく元気に頑張っていきたい」と抱負を語った。

大阪阿部野橋駅で告知のチラシを配り「選手自らファンの方と触れ合って告知ができるのは良い機会。目を合わせて、心を込めて配っています」と笑顔で話した。

今回対戦するレベルズはスーパーラグビーにも参戦する名門で、日本代表のフッカー堀江翔太(36)、プロップ稲垣啓太(32)らも所属経験がある。

花園は昨季2部で優勝し、今季から1部に昇格。12月18日に控えるグリーンロケッツ東葛との開幕戦(千葉・柏の葉)に向けて腕を試す絶好の機会となる。

24日に行われたプレシーズンマッチ、豊田自動織機シャトルズ愛知戦(33●40)でゲームキャプテンも務めた上山は「自分たちもスーパーラグビーは小さい頃から見ていた。格上相手に試合できることが楽しみ」と話し「自分たちが目指している『ワクワクするようなラグビー』を体現したいです」と意気込んだ。

レベルズ戦は午後2時開始予定。特別招待試合として午前11時半から高校ラグビーの強豪対決、東海大大阪仰星(大阪)-報徳学園(兵庫)も行われる。【波部俊之介】