こんにちは。仙台89ERSヘッドコーチの藤田弘輝です。14、15日はゼビオアリーナ仙台で前年王者・宇都宮ブレックスとホーム開幕戦を戦いました。

開幕から5戦目で、待ちに待ったホーム開催。「89ERSイエロー」のユニホームに身を包んだ4000人以上のブースターに来ていただき、雰囲気も最高潮! 私も選手もすごく気合が入りました。

第1戦は、第4Q残り2秒余りで宇都宮のエース、比江島慎選手に3Pを決められて逆転され、70-71と非常に残念で、悔しい負け方。勝ちたかった…。でも、B1で勝つのはそんなに楽ではないですし、最後まで、頑張っていない選手は1人もいませんでした。ターンオーバー(ミスによる攻守の切り替え)やオフェンス、ディフェンスのポゼッション(ボールの保持)を大切にしないと勝てないと再認識しました。でも、シーズン60試合中まだ55試合あるので、前を向いて頑張りたい。これが感想です。

第2戦は59-63と、第1戦より点差はつきましたが、選手は本当によくやりました。オフェンスもディフェンスも89ERSらしいバスケットができていたし、選手は力を出し切っていた。宇都宮さんの方が一枚上手だったという印象です。相手は最後までブレない仕事が続いていたし、(比江島選手をはじめ)スーパースターもいる。でも、B1とはそういう舞台。強いチームに今後もぶつかり続けて、我々はブレずに戦い続けたいと思います。

今日22日、明日23日はカメイアリーナ仙台で信州と戦います。宇都宮戦のブースターの大黄援は本当に力になりました。その黄援に応えるべく、今度こそはホームでの今季初勝利をみなさんに届けたいと思います。

<第1戦>

あと1歩だった。第3Q終了時点で10点差をつけ、王者相手に試合を優位に進めていた89ERS。だが、勝利を意識して硬くなったのか、シュートがなかなか入らず。徐々に挽回され、70-68で迎えた第4Q残り2・7秒で痛恨の3Pを決められ万事休す。

<第2戦>

4128人ものブースターがかけつけ、スタジアムは熱気に包まれた。ゲームは互いの堅守が光る展開。第4Q残り1分を切って57-57の同点。だがここでも、第1戦の勝利の立役者、宇都宮SG比江島慎が貴重な2点シュートを決め、仙台を突き放した。