ベルテックス静岡が6連勝した。ヴィアティン三重に101-78で快勝。勝負のポイントは、第3クオーター(Q)途中にあった。18点のリードを約4分間でなくし、60-60の同点に。その後、途中出場したPG吉田健太郎(27)が3点シュートを2本連続成功。再びリードを広げた。「思い切って打って、流れを変えられた」と振り返った。

勢いを取り戻したチームは、第4Qで30得点。ファクンド・ミュラー監督(49)は「集中力が切れた第3Q以外は、すべてうまくいった」と満足げ。吉田については「どんなタイミングで投入しても、仕事をしてくれる」と目を細めた。

29日の天皇杯全日本選手権3次ラウンド初戦では、B2・西宮ストークスと対戦。格上を相手に腕試しをした後、来月5~6日のリーグ戦次節で、岩手との上位対決(静岡市中央体育館)に臨む。指揮官は「難しい試合が続くが、チームはいい状態にある」と自信を示した。【倉橋徹也】