2位で終えた第1戦スケートアメリカから連戦となる男子の三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)は、「疲れとかはあまりなくて、どっちかというと気持ち(の問題)で。頭の中でまた試合かぁと。あまり経験ないので」と素直な気持ちを明かした。

GPシリーズ開幕戦で、いきなり存在感を放った。4回転半ジャンパーで同い年のイリア・マリニン(米国)と渡り合い、次世代の日米対決が注目された。

そこから北米を転戦。カナダには24日に入り、調整してきた。その日は休日に当てたそうで、「ゲームをしてました」とリラックスに努めた。

全6戦のGPシリーズ。第1戦、第2戦の連戦は珍しい。難しい調整が強いられそうだが、「飛行機の移動が楽。早く2戦終わる。で、あとは日本でまったりできる。そこはプラスですかね」と笑顔で前向き感を出した。

もちろん2試合の結果上位6人だけが進むGPファイナル(トリノ)も意識している。「やっぱり頭の中でちらつきます」。同学年で先にジュニアGPファイナル行きを決めている中村俊介と電話し、「絶対、もういけるよ。いけるよ」と言われたそうで、「それを信じて頑張ります」。今大会2位以上でファイナル進出は濃厚になる。