昨季のインターハイ女王で、シニアGPシリーズ初参戦の住吉りをん(19=オリエンタルバイオ/明大)が氷の感触を確かめた。

「体の動きがすごく良くて。リンクが、ものすごく滑る氷で。最初は調整がうまくかみ合わなかったんですけど、だんだん慣れてきて合わせられるようになってきました」

国際スケート連盟(ISU)公認大会では日本女子初となる4回転トーループ成功へ。5日のフリーで投入することを明言した。

「入れます」と言い切った上で、練習での着氷状況について「2回です。4回転(の単発)1回と、4回転-3回転を1回、降りました」とした。

成功に向けては「かなり前よりも確率が良くなったし、力も入れずに飛べるようになってきているので。今日、練習のはじめの方はなかなか合わなくてパンクばかりだったんですけど、ああいう風になっても、ちゃんと落ち着いて跳べば今日も跳べたので、しっかり調整して跳べばちゃんと跳べるんだろうなという自信はついてきています」と好調さを言葉ににじませた。

ISU公認では02年の安藤美姫(サルコー)以来20年ぶりの4回転ジャンプ成功なるか。2連続ジャンプも練習はしているが、試合では単発だけ挑戦するという。

女子SPは日本時間の4日午後9時から行われる。(アンジェ=松本愛香通信員)