16年リレハンメル・ユースオリンピック(五輪)金メダリストで、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す山本草太(22=中京大)が、今大会は4回転フリップを回避する考えを明かした。

報道陣から「4回転フリップは、まだ試合には入れない予定か」と尋ねられると「そうですね」。そして続けた。

「中部ブロック(選手権)で挑戦してみて、前のサマーカップだったり、みなとアクルス杯だったり、フリップを入れていなかった時のサルコーとトーループ2本の構成の方が、点数が出ていたので。ブロックで挑戦できたからこそ、再確認できたというか。なので今回のフランス大会ではフリップは回避して。しっかりと安定した演技をしていきたいな、っていう風には思ってきました」と説明した。

現在の状態については「うーん、自分ではまあ、このフランス大会に向けて必要なことだったり、やるべきことだったり、はやってきたので、それがもう試合の場では日本でやってきた練習が出る、と思っているので、まあただ楽しみだなっていう風には思っています」とした。

その実感に関しては「客観的に僕はあまり見られてないので分からないんですけど、何なら、自分は結構必死で、あれやろう、これやろうといろいろ考えながら、やってはいるんですけどね。結構、周りの方は『キレいいね』って言ってくださるので、まあ自信を持って、明日もやるべきことをやっていけたらなっていう風に思っています」と穏やかな口調で話した。

男子SPは日本時間4日の深夜0時45分から行われる。(アンジェ=松本愛香通信員)