フィギュアスケート男子で、10年バンクーバー五輪7位の織田信成(35=大阪スケート倶楽部)が12日、9年ぶりに現役復帰した。

大阪市内の丸善インテック大阪プールで行われた大阪府の国体派遣選手選考会に出場。映画「もののけ姫」の曲にのって、出場した2人のうちでトップとなる146・05点をマーク。「すごく楽しかった。楽しさを感じながらできてよかった」。冒頭の4回転トーループは転倒したが、その後は6つのジャンプを着氷した。

この日の選考会は、フリーのみが行われた。成年男子のクラスに4人がエントリー。うち2人が出場を見送っていた。

青森国体(来年1月28~31日、青森県八戸市内)の出場がかなえば、4回転ジャンプを1本増やして2本にする意向。織田は「今は4回転トーループと4回転ループを練習してる。ここで新しい4回転ジャンプできたらすごいんちゃうかって思ってるので、できるかわからないけど挑戦したい」とした。

国体代表2人は今大会のほかに、西日本選手権などの結果も踏まえ、12月上旬に行われる大阪府連盟の理事会で最終決定される。