東海4県の地域リーグやU-18カテゴリーの上位チーム対決で、静岡県勢の優勝はならなかった。女子では静岡産大が決勝に進み、名古屋経済大高蔵高(愛知県)と対戦し、56-71と敗れた。

静岡産大は4年生が引退し、高校生相手に7人と少人数で決勝に臨んだ。敵陣のインサイドになかなか攻め込めず、逆に守備では相手のインサイド攻撃を許した。リードできたのは序盤の3分間だけ。その後はじりじりと点差を広げられ、第3クオーター(Q)では最大27点のリードを許した。しかし、負けはしたがその後は第4Qで相手に8得点しか与えず、点差を「15」まで縮めた。

フィジカルで相手に勝っていたという主将のフォワード藤田玲和音(れのん、3年)は、「スピードで負けた」と敗因を分析。一方で第4Qでは「少しは意地を見せられたと思う」と振り返った。チームのテーマはリバウンドや体の張り合いで「泥くさいプレーをすること」だという。山田圭介監督(43)も「守備やルーズボールの奪い合いで勝ちきることを目指している」。来年に向けて敗戦から得た課題を修正し、チーム力を上げていくつもりだ。