ジャパンラグビーリーグワンの開幕直前メディアカンファレンスが28日、都内で行われた。1~3部の計23チームが参加。2季目となる22-23年シーズンは12月17日から来年4月23日まで開催され、上位4チームが進むプレーオフトーナメントの決勝は同5月20日に行われる。

冒頭、玉塚元一理事長が所信表明。「GO FORWARD AS ONE~ファンと共に世界一のリーグへ~」のスローガンを発表し「さらに前進し、もっと盛り上げるためにファンファーストを追求していきたい。最終的には500万人くらいのファンベースをつくっていきたい。リサーチではコア中のコアなファンは40万人ほど。日本代表戦になると300万人ぐらいのアクセスがある。500万人は十分に可能性がある」と語った。

それを達成するため4つのポイントを挙げた。

<1>「競技レベルを上げる。前後半40分の非常に緊張感ある中で、高いレベルで試合ができている。今季は各国代表の50~60人が参戦予定で、平均は40キャップ。世界のトップ選手と日本の選手が高め合って進化していきたい」

<2>「地域の皆さんを巻き込む。既に地域貢献しているチームのベストプラクティスと共有しながら、自治体の皆さんと進化、強化していきたい」

<3>「ファンエンゲージメントを本格的に稼働していく。ファンベースをつくっていくと、いろんな取り組みが必要になる。今はチームからかリーグワンからか、チケットの仕組みも分かりづらい。コンテンツも、どうお届けしていけばいいのか。どんな媒体上でつながっていくのか。これはJRFU(日本協会)とリーグワンが一体となって協働していく」

<4>「世界一のリーグへ。冗談ではなく、可能性は高い。世界のトップ選手50~60人がいるリーグは珍しい。他競技ではあり得ないこと。よく南半球や欧州の記者からもインタビュー受けるが、とても注目されている。スーパーラグビーなど改革の話も動いている中、どう日本から世界に発信していくか。いよいよ12月17日、開幕です」

【木下淳】