宇都宮ブレックスが最大17点差をはね返し、2度の延長戦の末に群馬クレインサンダーズに粘り勝ちした。

リーグ屈指の攻撃力を持つ相手に序盤は圧倒され、第2Q早々には17点差をつけられた。しかし、少しずつ守備を修正し、相手の攻撃の芽をつむことに成功。群馬の得点を30→20→14→10と、クオーターごとに減らしていった。

宇都宮の佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)は「相手のエースのジョーンズをどう抑えるかだった。前半はうまくはまらなかったが、最後はしっかりできた」と振り返る。

試合途中に何度も指示を変え、ダブルチームで抑えにかかったり、比江島にもマークをさせるなど、チーム全体で守備。ジョーンズに30得点されたものの、決定的な仕事はさせなかったのが勝因となった。