同志社大が意地の勝利で、全国大学選手権出場への望みをつないだ。

序盤から気持ちのこもったプレーを見せ、前半2分にモールを約20メートル押し込んで先制トライ。同14分にもFW戦を起点に1年生のNO8林慶音（大阪桐蔭）が飛び込んだ。直後にも1年生SO大島泰真（京都成章）がキックチャージし、自らボールを拾って走り切った。前半だけで4トライを奪い、28－14と天理大をリードした。

今季は低迷し、この試合前まで2勝4敗。3トライ差以上で天理大に勝てば大学選手権出場（関西は3枠）へ望みがつながる一方で、敗れれば入れ替え戦に回る可能性もあった。

後半23分には右ラインアウトから再びモールを押して1年生の長島幸汰（京都成章）がトライを奪う。この時点でトライ数は5－2となった。

その3分後にもハーフウエーラインから執念でボールをつないだ。2年生の奥平都太郎（東海大大阪仰星）が突進し、最後はSO大島が加点。後半ロスタイムにもモールからダメ押しトライを挙げ、トライ数は7－3。一時は崖っぷちに追い込まれながら、大金星ともいえる勝利を飾った。

前節まで5位の同大は3トライ差以上の勝利で、最低条件の勝ち点5を獲得。残り1枠を争う3位近大、4位関学大が敗れれば大学選手権に滑り込む。