男子は浜松南レイカーズ(西部2位)が有玉ミニバスケットボール少年団(西部3位)を40-33で下し、26年ぶり2度目の優勝を果たした。チームは来年3月に行われる全国大会(東京)に出場する。【倉橋徹也】

浜松南レイカーズが接戦を制した。前半でリードしたものの、第2Qで7点差を2点差まで詰め寄られ、折り返した。後半の第3Qでは接戦となり、24-26と逆転を許した。失いかけた流れを引き戻したのは身長160センチエースのフォワード山田煌月(おうが、浅間小6年)だった。第4Qの28-28からシュート2本を連続成功。ファウルを誘って自投2本を決め、続けて2得点。一気に8点差までリードを広げ、最後まで守備で粘り抜いた。

第4Qを振り返った山田は、流れを取り戻すのは「自分しかいなかった」。しっかりとシュートを打ち切ることを心がけたという。外でも中からでも攻めきることができ、「自分のプレーをできたことが良かった」と話した一方、守備に回った際に「戻りが遅かった点は修正したい」と反省。全国大会では強みのゴール下での体の張り合いで負けないつもりだ。「県代表としてリーグ戦をすべて勝ちきりたい」と意気込んだ。

チーム指導歴約17年の河西良浩監督(52)は、自身初めての優勝と全国出場を「すごくうれしかった」と喜んだ。守備のチームとして「選手らが最後まで集中して頑張ってくれた」と感謝。全国大会では他県のバスケを学びながら、勝利を目指すつもりだ。