ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは、17日のトヨタヴェルブリッツ戦(愛知・トヨタスタジアム)で今季開幕を迎える。リーグ戦始動を目前にこのほど、欧州遠征の日本代表活動を終えたロック大戸裕矢(32)が、日刊スポーツの取材に応じた。初戦は、コロナ禍の影響で中止に追い込まれた昨季と同一カード。大戸は試合に向けて「順調に準備できていることは幸せ」と実感を込めた。

その上で「自分たちの強みであるセットプレーからリズムをつくりたい」と話した。今季チームに合流してまだ半月。しかし、そこはフッカー日野剛志(32)とともに日本代表選手。すでにチームになじんでいる。日野とは「コーチらの指示に100%コミットする代表選手の姿勢を見せよう」と話したという。前主将としても精神面を含め、グラウンド内外でチームメートの手本となるつもりだ。

大戸は昨季、ラインアウトの成功数(キャッチ)でリーグ1位となった。「キャッチしたのは自分ですが、チームとしての結果」と強調。1週間前から対戦相手を分析し、リーダー陣と話し合ってラインアウトの対策練習をしたと明かした。今季チームに関しては「実戦でボールを外に回した時、昨季より前に出られている」と分析。スキルと攻撃力の向上に目を細めた。

トヨタ戦のテーマは「レヴズスタイルの遂行」という。前身(ヤマハ発動機)チームから磨きをかけ続けるセットプレーやスクラムで競り勝つつもりだ。「まずはトヨタにしっかり勝ちたい。昨季第14節で逆転負け(15●18)した相手に借りを返す」と意気込んだ。

チームは今季、11チームと計16試合(ホーム8試合)を行う。昨季の12チーム中8位から巻き返し、上位4チーム以内に入ってプレーオフ進出を目指す。初戦を快勝し、開幕ダッシュへ弾みをつけたい。【倉橋徹也】

◆大戸裕矢(おおど・ゆうや)1990年(平2)3月9日、埼玉県熊谷市生まれ。熊谷東中-正智深谷高-立命館大。父の影響を受け、小5から熊谷ラグビースクールで競技を始めた。2012年、ヤマハ発動機入団。日本代表キャップ5。187センチ、104キロ。右利き。血液型A。家族は妻と2男。座右の銘は、丹後弁(妻の地元の方言)の「なんたらへん」(何てことはない)。