5大会ぶり3回目出場の山形南が黒沢尻北(岩手)との東北対決に敗北した。

今大会に向けてディフェンスを強化してきたが、前半に3トライ、後半にも4トライを許し、45点差の無得点負けに終わった。

それでも、就任後初の大舞台を終えた阿部貴洋監督(31)は「思ったよりやれていた。楽しくやっていて、見ていて監督として誇らしかった」と目を細める。

山形南は、昨年度の現役国公立大学合格者を149人輩出する進学校。昨年は学業を優先するため、大会前にほとんどの3年生がやめてしまっていたが、今年は13人中9人が残り「花園で1勝」を目標に戦った。

FB小関一輝主将(3年)は、部活動を続ける選択に「良かったと思っている」と言い切り「残るのは勇気がいること。仲間に感謝したい。やめた人も、試合を応援しに来てくれたし、みんないい仲間です」と話した。