4大大会初出場初勝利を挙げた綿貫陽介(24=フリー)が、第29シードのセバスチャン・コルダ(米国)に2-6、5-7、4-6で完敗した。

第1セットの第1ゲームをブレークする好スタートを切ったが、その後に2度のダブルフォルトなどミスが目立ち、一気に突き放された。

第2セットは積極的に出てコルダと互角に渡り合ったが、勝負どころで相手の地力が勝る。最後は第12ゲームをブレークされ、2セットを連取されて追い詰められた。

後のなくなった第3セット、第1ゲームで8度のブレークチャンスをつかみながら押し切れない。結局コルダにキープされると、続く第2ゲームはブレークを許し、再び追う展開となった。第5ゲームにブレークバックし、イーブンとする粘りを発揮した。だがコルダの正確無比なプレーの前に付けいるスキを見つけられず、第10ゲームをブレークされて敗れた。

埼玉県春日部市出身で父がコーチ、兄2人もプロというテニス一家だ。18年のウィンブルドン選手権から4大大会の予選に挑み続けた。8度目の今回、初めて3試合を勝ち抜いて予選突破。本戦の1回戦でリンデルクネシュ(フランス)を6-3、6-3、6-2のストレートで破り、日本男子では4大大会初出場初勝利を記録した。勢いに乗る綿貫だったが、相手のコルダの壁は厚かった。それでも「チャンスはあったし、ブレークもできた。ポジティブな試合だった」と今後への手応えをつかんだ。

ちなみにコルダもチェコが誇るアスリート一家だ。父は98年の全豪オープンを制したペトル・コリダ。また、姉ネリー・コルダは世界トップレベルの女子ゴルファーで、21年夏の東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得している。

◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信される。