男子200メートル個人メドレーは昨年の世界選手権銅メダルの瀬戸大也(28=CHARIS&Co.)が1分56秒72の大会新記録で優勝した。2位に3秒以上の大差をつけて圧勝で目標の1分57秒台を切り、「この時期に56秒台で泳げたので良かった」と納得した。

昨年から指導を受ける加藤健志コーチのもと、この冬はみっちりと泳ぎ込んでいる。オーストラリア合宿では、乳酸値のデータでも向上を確認できたという。「しっかりと鍛錬できている。実力を確認できた」と振り返った。

真新しい白いキャップ姿で、新所属先での初勝利にもなった。19日に海外美容製品輸入などを行う「CHARIS&Co.」との契約を発表した。20年の不祥事で、この2年間は企業ではなく「TEAM DAIYA」が所属先だった。パリ五輪への挑戦を支える新たなスポンサーに感謝の泳ぎにもなった。