ジュニア女子で前回準優勝の張本美和(14=木下アカデミー)が準決勝進出を決めた。

同日3試合目となった準々決勝で司千莉(香ヶ丘リベルテ高)と対戦。的確に台上のコーナーを攻め、優位に試合を進めた。第1ゲーム(G)を11-3で奪うと、第2Gを11-7、第3Gを11-2と連取。盤石の試合運びで、1日3試合を戦い抜いた。

試合後は疲労を感じさせない表情で「全体的には調子も上がっていて、今日はすごくよかったと思います。攻めても、攻められても、いい展開に持っていけました」と声を弾ませた。

張本は昨年11月の全農カップ・トップ32で伊藤美誠(22=スターツ)を破るなど、めきめきと力をつけている。国内外で試合を重ね、経験値を積み上げたことが飛躍につながった。「プレーがうまい選手とやることで、自分の実力、技術も上がりましたし、経験が積めました」。現在は戦術の引き出しを増やすことをテーマに据え、ボールの回転数を上げることなどに取り組んでいる。

翌26日はジュニア女子準決勝(勝利すれば同日に決勝)、女子シングルス4回戦が控える。

「一般(女子シングルス)も始まって、1回戦から勝ち上がってきた選手と対戦するので、集中を切らさずに全力で頑張りたいと思います」

過密日程の中、磨いてきた技を台上で表現する。