バスケットボールB3リーグ・ベルテックス静岡でアカデミーコーチを務める高村成寿(なるひさ)氏(38=浜松大出)と桜田佳枝氏(38=静岡市出身、常葉学園高出)がこのほど、富士市立富士川一中を訪問し、「50メートル走」と「ハンドボール投げ」の実技指導を行った。県による東京オリンピック(五輪)・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。1年生約50人に走る姿勢や腕の振り方、投げる角度やタイミングなどを教えた。

高村コーチは「一生懸命楽しく取り組んでくれた。短い時間で成長が見れて、うれしかった」と振り返った。さらに生徒には「何事も目標を持って挑戦すること。そしてたくさんの失敗から学ぶことも大切」とメッセージを送った。元日本代表の桜田コーチは「吸収しようとする姿勢がよかった。教えがいがありました」と実感を込めた。終了後は多くの生徒からサインを求められ笑顔で対応。代表あいさつをした吉田健人(たけと)さんは「すごく分かりやすく教えてくれた。楽しかったです」と感謝した。

同イベントは、同校で今春に行われる「新体力テスト」に先立ち実施された。【山口昌久】