連覇を狙った戸上隼輔(21)宇田幸矢(21=ともに明治大)組が1-3で敗れた。戸上は同種目と男子シングルスでの“ダブルV”を目標に掲げていたが、攻めきることができなかった。

前回王者の2人は、22年世界選手権男子団体銅メダリストの及川瑞基(25=木下グループ)と15歳の松島輝空(木下アカデミー)組と対戦。序盤から攻め込まれ、第1ゲーム(G)を3-11で落とした。

第2Gは先にゲームポイントを奪ったものの、激しいラリーを返しきれず、12-14で奪われた。

後がなくなった第3Gは11-8で奪取したものの、第4Gは松島のサーブを打ち返せず、失点を重ねた。

18個のコートが並ぶ会場で報道陣から注目を浴びる中、力を発揮することができなかった。敗れた後は2人とも椅子に深く座りこみ、悔しさをにじませた。

連覇を狙った戸上は前日に「2冠で2連覇するのが偉業だと思っていて、そのチャンスがあるのは僕だけ。必ず優勝して、2024年のパリ五輪に出場したいと思っています」と力強く誓っていたが、ダブルスは16強で姿を消すこととなった。