車いすテニスで、パラリンピック計4個の金メダルを獲得した国枝慎吾(38=ユニクロ)が7日、現役引退会見に臨み、今後の活動については検討中とした。

「本当に答えが出てこない。お風呂入っているときに20分ぐらい考えているけれど、答えが出ない」と明かした。

引退発表後からしばらく時間が経過し、「なんとなく、ぼんやりと(イメージが)出てきたぐらい。それを今言ってしまうと、それをやらなきゃいけない感じもする。それは心の中に秘めておきたい」と話した。

現役生活中に車いすテニスの社会的認知度の向上や、スポーツとしていかに見せるかにこだわってきたことなどをあらためて口にした。その上で、「車いすテニスの管轄は国際テニス連盟。健常者と障がい者の垣根のないスポーツ。テニスをしている中で、そのことを皆さんに知ってもらいたいというのがあった。その活動はこれからも続いていくのかなというのは、ぼんやりと思っています」と語った。