ファイナルステージ(FS)進出の足がかりをつかむ。Vリーグ女子2部(V2)リガーレ仙台が23日、宮城・富谷市内で3時間調整した。25、26日に同市で開催される大野石油広島、ブレス浜松戦は、佐藤あり紗選手兼監督(33)の地元宮城でのラストゲーム。チームは現在5位で上位3位以内が臨めるFS進出のためにも絶対に負けられない。在籍4年目のエース末永真由(26)を軸にチームが一致団結し、ホーム3連勝締めを果たす。
◇ ◇ ◇
今季限りでの現役引退、退団を発表した1月23日からちょうど1カ月。現役最後の宮城開催を前に、佐藤選手兼監督が決意を新たにした。
「今は上位3位を狙える順位にいるので、チームとしては結果を出すことが一番。現段階でたくさんの友人、いろいろな方から連絡をもらい、『会場に行くよ』という声をもらっているので、しっかり自分のプレーを発揮したい」
V2は群馬銀行、アランマーレ山形のFS進出が決定。残り1枠を3位ルートインホテルズ、4位ブレス浜松、5位リガーレ仙台で争う。逆転での進出には、残り4試合全勝が必須となる。
逆転の可能性を信じ、エース末永が引っ張る。「スパイクで得点をする役割は変わっていないが、自分がしっかり仕事をしないといけないという覚悟が出た」と昨季からの成長を実感。今季は15試合中11試合で2桁得点を挙げるなど、チーム最多の178得点をマーク。指揮官はエースに絶大な信頼を寄せる。
「自信を持ってプレーしている姿が試合で見られるので、エースとしてしっかり仕事をしている。試合やセットによって(ポジションが)変わることもありましたけど、そつなくこなしてくれるので助かります」
選手を鼓舞しながらコートでプレーし、チームを勝利へ導く佐藤選手兼監督と一緒に戦えるのも残りわずか。4年間同じユニホームを着て、多くの経験を積んだ末永は、感謝の思いを胸にプレーする。
「全日本でも活躍された方とプレーできたことはうれしくて誇り。負けられない戦いがずっと続きますけどしっかり、目の前の1戦1戦、リガーレらしく戦って勝利を積み上げたい」
ホームで連勝を果たし、最高のムードで指揮官の花道を飾る。【相沢孔志】


