世界女王で日本の主将を務める坂本花織(23=シスメックス)が、午後のフリーへの最終調整を終えた。

曲かけではジャンプが抜ける場面があり、首を振るようなしぐさもみられた。その後は3回転フリップ-3回転トーループなどを入念に、終了時間ギリギリまで確認した。

前日のショートプログラム(SP)はジャンプの転倒もあり、72・69点で2位。疲労感をはねのける演技はできず、「やってしまった…という感じ」と苦笑いで悔やんだ。

日本女子初の世界選手権2連覇を果たしたばかり。新たな振付師とのタッグなど挑戦しながら、連戦を続け、再びの栄光をつかんだシーズンの最後。「やり遂げたのは今後の力になる」。心に誓い、底力をみせる。

女子フリーは午後7時に開始され、坂本は同8時34分から演技予定となっている。