同一シーズンの主要タイトルを総なめにする「年間グランドスラム」を達成した「りくりゅう」こと三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)が、今季最後のSPに臨んだ。

5番滑走で80・47点を記録、順位は2位だった。

「You’ll Never Walk Alone」の調べに合わせ、冒頭のトリプルツイスト、並んでの3回転トーループ、スロー3回転ルッツを危なげなく決めた。回転速度もぴったりのスピンで、世界王者の滑りを披露。演技後は、ひざをついて2人で固く抱き合った。2年前の世界国別対抗戦で記録した65・82点(3位)を大きく上回る演技で、成長を証明した。

今季2度目の80点台を記録。自己最高に0・25点届かなかったものの、「世界選手権を終えてから難しい期間が続いていたので、ノーミスでできたのは安心感がある」(木原)と2人でうなずき合った。

心身共にリフレッシュしていた。日本ペア初優勝を果たした先月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)後には「食べたいものを食べている」(三浦)と笑った。今月上旬にはアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2023」にも出演。約6500人の歓声にパワーをもらった。調整に難しさを感じながらも、ウエートや体力トレーニングを続けて好調をキープしてきた。

三浦は「最後の試合なのでケガをせずに笑って終わりたい」と言った。大きく飛躍を遂げた今季最後の競技会。15日に行われるフリーでは、その集大成を見せつける。【勝部晃多】