日本バレーボール協会(JVA)は25日、オンラインで定例理事会を開催し、3月から開始した「暴力撤廃アクション」の運用状況について説明した。川合俊一会長(60)は「たくさんの情報が寄せられている。弁護士など、第三者的に事実確認する運営を行っている。1件1件粛々と対処していく」とした。

同プロジェクトは、バレーボール界から体罰や暴力、ハラスメントを根絶することを目的に、今年3月からスタート。専用のホームページを新設し、相談窓口や通報フォームなども設置されている。

バレーボール界を巡っては、指導者による体罰、暴力問題が表面化していた。今年2月に千葉市立船橋高男子の監督が暴行容疑で逮捕され、3月には山梨・日本航空高男子の監督が部員へ暴行したことが明らかになった。さらに、先月にはJVAの男子強化委員が、自身が監督を務める国際武道大の男子バレー部員に体罰をはたらいた疑いで同日に辞任していた。