4日の女子ダブルス3回戦で加藤未唯(28=ザイマックス)、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格となった。

ポイント間に打った球が、ボールガールに当たって失格となった。球はボールガールの頭に直撃。ボールガールが泣いてしまうというアクシデントだった。

加藤は失格処分を不服とし、4大大会側に提訴した。

フランス紙レキップも5日の電子版で、「ボールガールの頭に返球が直撃、ペアが失格に」との見出しで次のように報じている。

「ローランギャロスのコートでまれな出来事だ。女子ダブルス3回戦で、加藤、スーチャディのペアが、意図的ではなくボールガールの方に球を送って失格となった。球は顔面に直撃した」

「シナリオは不明確だった。ネット側に位置していた加藤は、ネットに当たった球を対角線に返した。いつもコートの角に位置しているボールガールにとって、すぐに球を回収できる、習慣的な行動ともいえる。

しかし、この怒りとは関係のない行為、ショットが運悪く、ボールガールの顔に当たった。彼女はすぐに、泣いてしまった。試合はジャッジを待ち、止められた。

コート14で長い時間の後、当事者の話を集めた審判が最終的にこのインドネシアと日本のペアの失格を決定した」

レキップ紙は、このように報じている。(松本愛香通信員)

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