カーリング女子フォルティウスのスキップ吉村紗也香(31)が1日、第1子を妊娠したことを発表した。

チームのホームページを通じ「私事ではございますが、この度念願の第一子を授かる事ができました。安定期に入り、体調が良くなってきましたのでご報告させていただきます。今シーズンはチームのサポートにまわり、無理のない範囲で一緒に活動していきます。出産は12月を予定しており、出産後は変わらず2026年ミラノオリンピックを目指し、来シーズン復帰に向けて頑張っていきます。温かく見守っていただけると幸いです。今後もよろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。

また、ホームページ上では「チームの在り方」についても言及。「アスリートは、様々な転機を迎えながら競技と向き合います。学生から就職のタイミング、結婚や出産のタイミング、ライフスタイルが変化する中でカーリングとの両立を真剣に考えます。周囲の理解と協力があってこそ成り立つ競技の継続。カーリングは、息が長く経験の積み重ねが大事なスポーツです。個人の選択を尊重し、最大限サポートしながら支え合い、目標に向かい進み続けるチーム、それがフォルティウスです」とチーム方針がつづられた。

吉村は20年5月に一般男性と結婚。ロコ・ソラーレの藤沢五月と同じく、チームの司令塔であるスキップを務めており、21年日本選手権では優勝に導いた。

出産を経て競技復帰したカーリング選手には、現ロコ・ソラーレ代表理事の本橋麻里(37)や、今年2月の日本選手権混合ダブルスで準優勝した小穴桃里(28)らがいる。