バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(27)が、渋谷の“ど真ん中”でパリへの切符獲得を誓った。早朝のスクランブル交差点で際立つユニホーム姿。引き締まった表情で「ここで試合が行われるので、しっかり出場権を取りたい」と意気込んだ。

気がついた通行人からは驚きの声が上がったが、これは9月のW杯バレーを生中継するフジテレビのPR動画収録。パリ五輪予選として開催される同大会の会場が渋谷の国立代々木第1体育館であることから、同所で3日までに撮影された。石川は「(早朝だったので)あんなに人がいるとは思わなかった。自分を知ってくれている人が思っていたより多かった」と認知度の高まりを肌で実感。「(このような撮影は)めったにできる経験ではない。実現できてうれしかった」と、貴重な体験を喜んだ。

今回の映像はバレーボール中継のオープニングに使用される。「大事な試合が始まる前に格好いい映像が出るのはうれしいし、自分たちのモチベーションを高めるためにこれを見たい」と笑顔で話した。

W杯バレーは、30日の初戦フィンランド戦から計7試合を戦う。先月23日まで行われたネーションズリーグでは世界大会46年ぶりとなる銅メダルを獲得し、期待は増すばかりだ。「応援してくれるファンの方にとっても、五輪切符を取ることが一番うれしいことだと思う。みんなと喜びたい」。今度は、渋谷に歓喜の雄たけびを響かせる。【勝部晃多】

 

○…女子は9月16日のペルー戦を皮切りに計7試合に臨む。フジテレビは、男女代表の戦いを盛り上げるべく、JR渋谷駅前の忠犬ハチ公像にトリコロールカラーのたすきを掛け(13日まで)、モヤイ像もバレーボールモードに装飾(来月3日まで)。渋谷の象徴もW杯バレー仕様になっている。

◆バレーボール パリ五輪への道 出場枠は12。W杯バレーは世界ランク上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、日本など3都市で対戦し各組上位2カ国が出場権を得る。ここで獲得できなかった場合は、五輪予選で出場権を獲得した6カ国とフランスを除く世界ランク上位5カ国が出場権を得る。