三島舞明(まさや、16=愛知みずほ大瑞穂高)が初の国際大会で、54・58点を記録した。
「初めての国際大会で、緊張で体がカチカチになってしまいました。動きも小さくなって、ミスが続きました」。取材エリアで、硬い表情に悔しさをにじませた。
それでも、得意のジャンプは披露できた。冒頭の3回転ルッツを着氷させ「ひとつ目を跳べて大分、落ち着けました」。観客の手拍子に合わせて演じきり、全体4番目の滑走で暫定3位につけた。
15日午後7時10分からは、フリーが行われる。
「フリーになると全体的に崩れてしまうので、まとめたいです」。
「舞台で明るく舞ってほしい」という父親の願いから「舞明」という名がつけられた。フリーでも、名前に見合う、“明るい舞い”を披露する。
三島は、小学4年で競技を始めた。そして、半年後にダブルアクセル(2回転半)を、小学6年時にはトリプルアクセル(3回転半)を習得。今年初めて全日本ジュニア合宿に参加して力をつけて、念願の国際舞台にたどり着いた。【竹本穂乃加】