昨季のノービスB男子を制した11歳の吉野咲太朗(さくたろう、西武東伏見FSC)がノービスA(6月30日時点で満11~12歳)に初出場し、95・33点で2位に入った。「入賞が目標だったので、ビックリとうれしさが混じっています」と瞳を輝かせた。
日ごろの練習で使用しているリンクでの試合。歓声に包まれながらの登場は「プレッシャーのほうが強かった」と振り返ったが、冒頭のダブルアクセル(2回転半)、続く3回転サルコー-2回転半を危なげなく決めた。
「Wild Stallions」の曲調に合わせ、表情を変化させながら舞った。「ジャッジに視線を送って目つきをキリって決めたり、1回1回ポーズを止めたりした」と細部まで意識。笑顔あふれる演技をみせ、自身の緊張も解けていった。「自分でも楽しんでやりたいと思った」と明るい声を弾ませた。
憧れのスケーターは、五輪2連覇王者の羽生結弦さん(28)、世界選手権2連覇中の宇野昌磨(25)、22年北京五輪金メダルのネイサン・チェン(米国)の3人。
「羽生選手のきれいな滑りやスケーティング、ネイサン・チェン選手や宇野選手のジャンプや演技力にすごく憧れています」
目標は五輪での金メダル獲得。「ノービスで経験を積んで、ジュニアでも成績を残したい」と将来を思い描いた。【藤塚大輔】


