ラグビーW杯に4大会連続出場を果たした日本代表フランカーのリーチ・マイケル(35=東芝ブレイブルーパス東京)が、次回の27年W杯オーストラリア大会を目指す思いを口にした。

29日、この日までJR東京駅近くの丸の内ビルディング(丸ビル、千代田区)外構部に建てられていた「丸の内ラグビー神社」を参拝。次回のW杯に向けて「多くの人にも『最後だろうな』と言われ続けたけれど、僕は最後じゃないと思っているし、プレーが良ければ(代表に)選ばれると思う。しっかり自分のプレーに集中して、選ばれるように頑張ります。出たい気持ちは変わらず(ある)」と力を込めると、集まったファンから拍手が送られた。

大会後は心身のケアや個人のトレーニングに費やし、母の故郷フィジーを10日間訪れて「すごくリフレッシュできた」という。

今後は11月初旬から所属のBL東京の鹿児島合宿に合流し、11月18日の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)とのプレシーズンマッチに「出たいと思う」と照準に定めた。リーグワンは12月9日の静岡ブルーレヴズ戦(味の素スタジアム)が開幕戦となっており「開幕から最後までスタメンで出続けられるように頑張りたい」と言い切った。

日本時間28日の早朝にはW杯フランス大会の決勝が行われ、ニュージーランド代表で先発したSOリッチー・モウンガ、フランカーのシャノン・フリゼルが新戦力としてBL東京に加わる。15歳までニュージーランドで育ったリーチは「2人ともリフレッシュして合流してもらいたい。たくさん交流してもらいたい。目標は優勝。そろそろ優勝しないといけない」と次の戦いを見据えた。【松本航】