日本ラグビー協会とリーグワンは4日、LGBTQ+(性的少数者)の課題に対して包括的な支援を実施するNPO法人「プライドハウス東京」と包括協定を締結した。

都内で記者会見が行われ、日本協会共同最高事業統括責任者の池口徳也氏は「『JAPAN RUGBY2050』という中長期の計画で『ラグビーが、世界一身近にある国へ』を掲げている。多様性を相互に認め合い、共生社会を推進していきたい」と誓った。

プライドハウス東京は21年東京五輪・パラリンピックを契機に、LGBTQ+に関する理解を広げることを目指して立ち上がったプロジェクト。ラグビー界とは19年W杯日本大会前から関わりがあり、同年10月には国際ゲイラグビーと日本チームの交流戦をサポートした。22年7月には愛知・豊田スタジアムで行われた日本代表戦でリーフレットを制作し、約3万人の観客へ配布。共同代表の野口亜弥氏は「初めて協会やリーグと協定を結ぶことができました。子どもたちを含めて横にも広く、縦にも深く活動できると思っています」と今後に期待を込めた。

会見にはLGBTQ+をカミングアウトしている横河武蔵野アルテミ・スターズの村上愛梨(34)も同席。26歳で他競技からラグビーへ転向し「素晴らしい環境で仲間や居場所を見つけられ、カミングアウトする流れになった。多様性に富んだスポーツなので(時代の変化に対する)吸収も早い。私のラグビー人生も続くので、LGBTQ+の活動も一生懸命、頑張っていきます」と誓った。

日本協会やリーグワンは今後、これまで以上の啓発活動などに取り組んでいく。【松本航】