2戦連続でVリーグ1部(V1)のクラブを破る番狂わせを起こした近大が、準々決勝で力尽きた。

昨年Vリーグ覇者の名古屋に1-3(20-25、25-22、22-25、14-25)で敗戦。試合後、後藤陸翔主将(4年=新田)は涙で目を赤め「自分たちの甘さが出て最後に勝ちきれなかった」と言葉を振り絞った。

8日の1回戦でヴォレアス北海道に、9日の2回戦でVC長野にそれぞれフルセット勝ち。破竹の勢いそのままに、この日も持ち味とする、気迫あふれるプレーが随所にあらわれた。第2セットにセットカウントを25-22で取り返すなど、自慢の攻撃陣が奮闘した。だが、後半につれて被ブロックが増加し、最後は力負け。V1クラブ3連破とはならなかった。

それでも、今年の関西1部春季リーグ優勝&西日本インカレ準優勝校の大健闘に、会場は沸騰。試合後、自然発生的に温かい拍手が沸き起こった。名古屋の日本代表アウトサイドヒッター高梨からは「パスも非常に良く、スパイクもうまい選手が多かった。苦しめられました」と、たたえられる好ゲームを演じた。

後藤は「たくさんのファンの皆さんの前で試合が出来たことをうれしく思うし、力になった」と声援に感謝。トップチームと渡り合えたことで、「自信もついた」。今後はVリーグ東京GBへの加入が決まっており、「通用する部分、しない部分がはっきりとわかったので大きな収穫になった」と、さらなる飛躍を誓った。