同志社大の森口澄士(22=木下アカデミー)がシングル最後の演技を終えた。
ショートプログラム(SP)2位発進からフリーは163・55、合計247・87点の2位。演技を終えると、いつもより長く声援の中に身を置いた。
「終わった時はどんな感情か自分ではわかってなくて。不思議な感じで。今まで長くやってきたので、ちょっと寂しい気もするし、次に向かってる気もするし。どんな感情でいればいいのかっていうのがわからない感じでした、ずっと」
冒頭のトリプルアクセル(3回転半)から、森口らしさ全開のパワフルな跳躍をリンクに刻んでいった。高さも際立たせ、会場の声援も大きくなっていった。押し寄せる感情に身を委ね、最後の時間をかみしめた。
今後は長岡柚奈とのペアに専念する。「シングルスケーター森口澄士とはどんな選手でしたか」。聞かれると、迷うことなく返した。
「自分の持ち味であるジャンプの高さだったり、スピード感だったり、いい意味での荒さとかも観客の皆さんだったり、ジャッジの皆さんだったり、響くところもあったのかな。アピールしつつ、やってこれてよかった」
今後は拠点のカナダに戻り、次戦は30日開幕のババリアンオープン(ドイツ)になる。世界選手権(3月、モントリオール)に出場するため、国際スケート連盟(ISU)が定めるミニマムスコアを獲得を目指す。【阿部健吾】


