バレーボールVリーグ女子1部のファイナルステージ(FS)が、24日に東京・片柳アリーナで幕を開ける。レギュラーラウンド(RR)上位6チームによるトーナメント戦で、RR3位の久光は2年ぶりの王座奪還を目指す。

 

■サンティアゴ2冠

【RR1位 JT】史上4度目となるRR無敗を達成し、3季ぶり4度目の優勝へ勢いに乗る。アタック決定率、ブロック決定本数でリーグ2冠のミドルブロッカー、サンティアゴが屋台骨を支える。FSを制すれば、第6回Vリーグ(99-00年)でNECが果たして以来、24年ぶりのシーズン無敗の“完全優勝”。攻守の要、林琴奈は「絶対に優勝する」と言い切った。

■2年連続2冠迫る

【RR2位 NEC】皇后杯とリーグ制覇の2年連続2冠達成まであと1歩に迫る。枢軸を担うのは、日の丸の主将を務めるエース古賀紗理那。リーグ総得点は日本人選手2位、ブロック決定本数は同5位と、攻守にわたる活躍でチームをけん引する。ミドルブロッカー山田二千華、甲萌香の2枚看板も要所で存在感を発揮。古賀は「絶対に落とさない姿勢で、見ている人の背中を押したい」と力を込めた。

■目の前に一戦集中

【RR3位 久光】久光は、昨季覇者NEC(RR2位)と18勝4敗で並びながら、勝利などで付与されるポイント差2でFSのシード権を逃した。チームの柱は昨季2年ぶりに日本代表復帰した32歳のオポジット長岡望悠。ミドルブロッカー平山詩嫣は攻守に優れ、サーブレシーブ成功率リーグ1位の代表リベロ西村弥菜美を中心とした守備も厚い。酒井新悟監督は「どこと当たってもいいように、目の前の試合に一戦集中」と、王座奪還へ気合を入れていた。

■ベテラン勢が健在

【RR4位 埼玉上尾】経験豊富なベテラン勢が、チームを悲願の初優勝へ導く。華麗なトスワークをみせる34歳のセッター岩崎こよみは、リーグトップのサーブ得点18点をマーク。32歳のミドルブロッカー青柳京古はアタック決定率リーグ2位、日本代表に名を連ねる30歳のアウトサイドヒッター佐藤優花も健在だ。佐藤は「毎試合決勝戦という思いで戦ってきた。ファイナルでも、その思いは変わらない」と一戦必勝を誓った。

■粘りで台風の目に

【RR5位 デンソー】粘りのバレーで上位進出を目指す。総得点リーグ2位のモンチベレル、ルーキーながらアタック決定率同4位のミドルブロッカー横山真奈、日本代表リベロ福留慧美らが軸。会社からバレーボールチームを持つ意義を伝えてもらい、選手全員で議論する機会を設けるなど、オフコートでのつながりも大切にする。一丸バレーで、FSの台風の目となる。

■21歳の大川がカギ

【RR6位 トヨタ車体】昨季日本代表に初選出された21歳のアウトサイドヒッター大川愛海が、下克上のカギを握る。最高到達点306センチの高さに加え、若さあふれるエネルギッシュなプレーが魅力。オポジットやセッター経験もあり、器用さも併せ持つ。サーブ得点はリーグ7位タイの15で、ブロックも得意。1951年創部の古参チームを、過去最高の3位超えに導く。