日本男子(世界ランキング3位)が2大会連続メダルを逃した。10連覇中の中国(同1位)に0-3で敗戦。張本智和(20=智和企画)と篠塚大登(20=愛知工大)のパリ・オリンピック(五輪)代表コンビ、初出場の松島輝空(16=木下グループ)が奮闘も壁は分厚かった。

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張本の気迫を世界ランク2位の左打ち、王楚欽の総合力が上回った。57年ストックホルム大会以来、67年ぶりの中国戦勝利へ落とせない第2試合。自らに「取らないと試合にならない」と言い聞かせた第1ゲーム(G)こそ11-8で奪ったが、立て続けに3ゲームを落とした。2年前の前回大会で破った王に的確なコースを突くなど修正を施され「地力の差が表れた」と認めた。

第1試合は初出場の松島が、世界ランク1位の樊振東から第1Gを先取。五輪代表の篠塚は、第3試合で同3位の馬龍と相対し、第3Gを奪って「ラリーができたのは自信になった」とうなずいた。今大会は張本と2枚看板の戸上隼輔(明大)がインフルエンザで出場なし。総合力は底上げされたが、依然として差を残す。

五輪本番まで残り約5カ月。張本は「パリを終えた時に、生活も、卓球も、後悔しないようにしたい。卓球選手の前に1人の人間。卓球以外の部分をどう使うかが大事」と力を込めた。個々が世界を転戦して地力を高め、パリに向かう。