パリ五輪代表選考レースとして行われた男子シングルスカルは荒川龍太(29=NTT東日本)が制し、東京五輪に続く2大会連続出場を決めた。午前の準決勝を1着で通過し、午後の決勝も序盤から積極的に進めての完勝。前評判通りの強さを見せ「安心した」と安堵(あんど)感を口にした。昨年9月の世界選手権で8位に入賞し、日本のパリ出場枠を獲得。自身でつかんだ1枠を、この勝利で自らのものとした。

身長185センチ、体重84キロの恵まれた体格だが、体重制限のないオープン種目のシングルスカルでは、むしろ小柄の部類に入る。それでも、イタリアで開催された昨年6月のW杯では3位と奮闘。パリ五輪での活躍も期待される中、「自分の力を100%出し切れれば、メダルを取れるところにいると思っている」と言い切った。日本ローイング界悲願の五輪メダル獲得を目指す。