レギュラーラウンド(RR)2位のNECが、皇后杯とリーグ制覇の2季連続2冠を達成し、Vプレミアリーグ以降8度目の頂点に立った。決勝で、24年ぶりのシーズン無敗での“完全優勝”を目指した同1位のJTと対戦。RR2戦では連敗を喫していた難敵を3-1で下した。日本代表でも主将を務めるエース古賀紗理那(27)が、チームトップの26得点で最高殊勲選手賞を受賞。来季からSVリーグ新設のため、Vリーグ最後の女王に輝いた。

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金テープが降り注ぐ光景を横目に、JTの田中瑞稀主将(28)は唇をかんだ。「優勝監督賞をともさん(吉原知子監督)にあげたかった」。RRを無敗の首位で通過。ただ、決勝0-1で迎えた第2Sで、6回セットポイントを取っても奪えず「取りきらないといけない点で取れなかった」。

昨季5位。悔しさから「継勝」を掲げ、無敗街道を歩んできた。日本代表の林琴奈がコンディション不良のためスターターを外れるなどのアクシデントはあったが、吉原監督は「この大事な一戦で勝つか負けるか、それだけ」。頂点との差を「大事な1試合に合わせること」とし、一発勝負の舞台で勝負強さを求めた。

3季ぶり4度目Vは逃したが、和田由紀子が決定率50%のスパイクにサービスエースを放つなど、成長を示した。「止まってるわけにはいかない」と言う指揮官とともに、また1から積み上げる。【竹本穂乃加】

 

JT林琴奈(第3Sから出場し6得点)正直なところ納得いくプレーはできなかった。ディフェンスと言えば自分って言われるようにもっともっと磨きたい。

JT和田由紀子(アタック10得点などで貢献)自分たちの武器とするブロック&ディフェンスが今回の試合では出し切れなかった。プレッシャーのかかった場面で決めきれるように成長していかないといけない。