コベルコ神戸スティーラーズが地元の大声援に応えられず、痛い黒星でプレーオフ圏外の5位に後退した。

東京SGの堅い守りに苦戦した。その中、SOブリン・ガットランド(28)が正確無比なキックを披露。前半6分に約30メートルのPG。逆転された直後の16分にも左中間約40メートルのPGを成功させて、再逆転に成功した。

しかし、明暗を分けたのは“ミス”の差だった。前半10分にNO8ティエナン・コストリー(23)が、同36分にはロックのブロディ・レタリック(32)が危険なタックルで10分の一時退場を食らった。WTB山下楽平(32)は「カード2枚出て、削られた体力が後半に差が出てしまったのはあります」と苦い表情で言った。

デイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC、60)は「非常に残念です」と顔をしかめ、「ハーフタイムに『前半はエナジーを感じない。何もプレッシャーを与えられていない』と話をしたが後半は耐えられなかった。大事な大一番だったが、本来のパフォーマンスを出せなかった」と悔やんだ。