ラグビー・リーグワンのトヨタが11日、次節13日の相模原戦(長崎)に向けて会見。オールブラックス(ニュージーランド代表)キャップ123を誇るSOボーデン・バレット(32)があきらめない思いを語った。

6勝6敗で7位のトヨタ(勝ち点29)はプレーオフ出場圏内の4位横浜(同38)とは勝ち点9差。上位にいる他チームの状況にも左右されるが残り4試合、とにかく負けられない状況にある。

チームは前節に連敗を2で止めたが、厳しい戦いが続いている。特に前半は好ゲームしながら、後半に落ちるパターンが目立つ。バレットは「計算上、まだ(プレーオフ進出の)可能性は消えていない」と強調した上で、「ハードワークする意識が欠けているわけではない。チームの一体感を意識してやっている今はただ次の試合に備えている」と話した。

世界的選手は来季以降も「日本でプレー」の可能性も含めた。「毎日を最大限に楽しんでいる。今は桜の季節で家族と楽しんでいるよ。またいつか日本でプレーすることもあると思うが、今は日本での生活を満喫している。(今後の日本でのプレーは)もちろん。先のことはまだ分からず、絶対とは言えないが、今の環境は気にいっている」。

トヨタには多くのものを残したい。「お互いのためにハードワークし楽しむ。ネガティブより自分たちの強みに視点を持って、このシーズンを力強くフィニッシュすること」。残された可能性を信じ、自ら率先してハードワークでチームを引っ張っていく。