ショートプログラム(SP)の河辺愛菜(19=中京大)はフリーで113・95点となり、合計171・57点で総合3位となった。

冒頭ではトリプルアクセル(3回転半)を組み込むも、着氷時にバランスを崩して転倒。ただ、ここ最近の練習では1度着氷させたといい「だんだん良くなっている。失敗する時も良い失敗にはなってきている」と手応えを得つつある。「まだできる時とできない時の差が大きいので、毎回同じような感覚で跳べるように作り直しています」と現状を明かした。

昨シーズン前半のフリーではジャンプに目が向きがちになり、力を入れてきたはずの表現面への意識が薄まることもあった。この日は冒頭の3回転半で失敗したが、続く2本目では3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプを成功。3本目以降も転倒や着氷の乱れはあったものの、最後までスピード感のある滑りを見せた。

ジャッジの近くで視線を合わせながら滑るフィニッシュを「前の試合(今月1日の東京夏季)ではニヤリと見たんですが、今日はにらみつけてみました。『よく滑れたぞ』とちょっとアピールしてみました」と明るく振り返る場面も。「ジャンプ以外も気をつけながら滑れている。去年のグランプリ(GP)シリーズではずっと焦りながら滑っていたので、それは抜け出せているかな」とうなずいた。

今後は11月の西日本選手権(1~4日、愛知・名古屋市)へ照準を合わせていく。「アクセルを入れた時に崩れるのが課題ですが、挑戦はしていきたい。降りることができたら一番良いですが、転倒した後にどれだけ立て直せるかを西日本までで練習できたら」と見据えた。