4チームで争う女子決勝リーグ初戦で、大会6連覇を狙う札幌山の手が89-82で、総体道予選で敗れた札幌東商に雪辱した。前半に最大14点差のリードを許す苦しい展開を粘り強いプレーで逆転。39度目の優勝に向けて1歩前進した。

宮淑華(3年)は最後まで笑みを浮かべて、コートに立ち続けた。「試合前は(札幌幌東商に負けた)夏がフラッシュバックして、怖かった。笑ってないと、ヤバイヤバイって思っちゃうんで。とにかく笑う、危なくても笑う」と宮。3点差からの緊迫した展開からラスト2分で1人で8点を決めて、突き放した。

苦しい夏は、全員が同じだった。全国総体を失い、全国の強豪が争うU18日清食品トップリーグからも外れた。今大会のシードすら失った。司令塔役の高橋優希主将(2年)は「先輩たちが積み重ねてきたものを、全て崩してしまった」と責任を背負い込んだ。

今大会は初戦こそ圧勝したが、2回戦は6点差、決勝リーグ代表決定戦は8点差。接戦になっても、結果を残し、少しずつプライドを取り戻した。決勝リーグ初戦でチーム一、自身公式戦最多の34点をたたき出した高橋由莉(2年)は「まずは持ち味のリバウンドで貢献して、得点にからんで、優勝させられたら」と、定位置の頂点を見据えた。【中島洋尚】