連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)は、25-14で国学院栃木に逆転勝ち。7日の決勝は、東海大大阪仰星(大阪第2)と対戦する。

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後半7分だった。8-14の局面で、桐蔭学園SH後藤が敵陣10メートルのラックから持ち出した。「もうこれはいける」。抱えた球をインゴール内にたたきつけ、SO丹羽がキックで2点を追加して15-14と逆転。試合の流れをつかんだ。「丹羽がマークされてるとわかってたので、狙い通りです」。分析通りの展開で、2度目の連覇へ王手をかけた。

相手は、21年度大会の準決勝で敗れた国学院栃木。3日の準々決勝はAシード対決で大阪桐蔭を撃破したが、慢心はなかった。大阪市内の宿舎にあるホワイトボードには「勝ってかぶとの緒を締めよ」の言葉。ミーティングでは3大会前の敗戦を引き合いに、コーチ陣から「気を抜くな」とゲキを飛ばされた。「決勝を意識して、出し惜しみしない」という意味でホワイトボードには「自分の力を出し切る」と上書きされた。

10度目の決勝舞台。入学前まで福岡のラグビースクールでプレーしていた後藤も気合が入る。「中学で福岡選抜に入れなくて。選抜のやつら全員倒したい、東福岡を倒したいと思ってここに来た」。日本一を取るために九州を出た。19~20年度以来の連覇へ、かぶとの緒を締め直して最後の一戦に臨む。【竹本穂乃加】

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