世界選手権銅メダルの千葉百音(19=木下アカデミー)が、138・52点で5位となった。日本は合計110点で2位、米国は126点で2大会連続6度目の優勝を飾った。
千葉は、冒頭のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプで1・51点の出来栄え点を稼ぐと、続く3回転サルコーを着氷。3本目の3回転ループは転倒したものの、その後は大崩れせずにまとめきった。後半の見せ場となるステップシークエンスで会場を沸かせ、3本のスピンとともに最高のレベル4を獲得。「演技は完璧とはいかなかったが、今季で一番楽しめた」と、笑顔で今季最後のプログラムを演じきった。
17日のショートプログラム(SP)は、ダブルアクセル(2回転半)で転倒するなど疲労の蓄積から精彩を欠き、69・66点の4位。前日18日の公式練習でもジャンプで転倒する場面が目立った。それでも「しっかりと心の底から楽しんで応援したい。その方がいい感じでリラックスできて、フリーにいい感覚で臨める」と話していた通り、この日も出番直前のペアフリーまで日本勢を応援。仲間たちと母国ファンの応援を背に、出し切った。
今季は前半のグランプリ(GP)シリーズで2戦連続の銀メダルを獲得。初出場となった24年12月のGPファイナルでは、日本勢最高の2位と躍進した。2年連続出場となった世界選手権でも前回の7位から大きく順位を上げ、初の表彰台入りを果たした。
世界選手権後は開催地の米ボストンから帰国し、アイスショーの出演など過密日程をこなしてきた。「正直、(疲労感)が全然抜けていない」と話す中で、日本勢の2位に貢献した。26年ミラノ・コルティナ五輪でも行われる団体戦。「今大会はいろいろ経験して、ショートを乗り切れなかった分、フリーでは団体戦の波に乗り切れた」と貴重な経験を積んだ。勝負の年となる来季へ「この経験を生かしたい」とうなずいた。
◆世界国別対抗戦 9度目の開催となる2年に1度の国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝12点、2位11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、イタリア、フランス、カナダ、ジョージアが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合順位は得点としない。


