レギュラーシーズン(RS)4位の愛知が5年ぶり決勝進出に王手をかけた。2戦先勝方式で、同1位の大阪Bをセットカウント3-1で退けた。
パリ五輪代表アタッカーの宮浦健人(26)が両チーム最多の25得点で貢献。RSでは1勝5敗と大きく負け越していた相手から白星を挙げた。同3位の名古屋は2位のサントリーにフルセット勝ちした。準決勝の第2戦は今日26日、同会場で行われる。
| サントリー | 2 | 25-22 25-14 25-27 23-25 15-17 | 3 | 名古屋 |
◆試合経過
第1セット サ25-22名
レギュラーラウンド(RS)2位のサントリーは、セッター(S)大宅真樹、オポジット(OP)ドミトリー・ムセルセスキー、アウトサイドヒッター(OH)高橋藍、アライン・デアルマス、ミドルブロッカー(MB)鬼木錬、小野寺太志、リベロ(L)藤中颯志をスタメン起用。対するRS3位の名古屋は、S深津英臣、OPニミル・アブデルアジズ、OH水町泰杜、ティネ・ウルナウト、MBのポジションに、山崎彰都と傳田亮太、L市川健太を起用した。
第1セット、サントリーはいきなり3点を失うバタついた立ち上がりとなったが、高橋藍やムセルスキーの攻撃が決まり始めた中盤以降は1点を争う攻防となった。互いにサーブでプレッシャーをかけ合う展開が続いたが、18-19で相手のサーブミスで追いつくと、ムセルスキーがその場跳びで強打を決めて勝ち越しに成功した。20-20の場面では高橋藍のスパイク、ムセルスキーのブロック、デアルマスのバックアタックで一挙3得点。鬼木のクイックでセットポイントを握ると、最後は高橋藍がバックアタックを決めて25-22で先取した。
第2セット サ25-14名
第2セットは、サントリーがミドルブロッカー(MB)鬼木錬のブロックで先制すると、セッター大宅真樹もブロックで続き、主導権を握った。
高橋藍も効果的にスパイクを決め、小野寺太志もサービスエースで7-3とした。守備を崩されながらもドミトリー・ムセルスキーが難しいトスを打ち切るなど、攻め手を緩めず。18-12と大差を付けて終盤戦を迎えた。その後も、アライン・デアルマスがブロックを決めて10点差とすると、小野寺の速攻でセットポイントを奪取。最後はムセルスキーがサービスエースを決めて25-14。サントリーがセットカウント連取しに成功した。
第3セット サ25-27名
第3セットは、ここまで見せ場を作ることが出来なかった名古屋が、先手を取った。
ニミル・アブデルアジズのサービスエースやこのセットの頭から出場するリヴァン・ヌルムルキのブロックなどが決まった。だが、サントリーはデアルマスが絶好調。バックアタックを連発し、9-8とすかさず逆転に成功した。中盤にもデアルマスがエースを突き刺し、14-13としたが、その後は取って取られての展開が続いた。23-23の同点の場面で、名古屋のアタックアウトでサントリーがマッチポイントを握った。だが、名古屋が辛うじてジュースに持ち込むと、アブデルアジズのブロックアウトで逆にセットポイントを奪取。最後は水町泰杜がスパイクを決め、27-25で名古屋が取り返し、踏みとどまった。セットカウントはサントリーの2-1。
第4セット サ23-25名
サントリーの2-1で迎えた第4セットは、立ち上がりから一進一退の攻防となった。均衡を破ったのはサントリー。アライン・デアルマス、ドミトリー・ムセルスキーのスパイクで勝ち越すと、高橋藍のバックアタックで12-10とリードを取った。しかし、名古屋もニミル・アブデルアジズ、ティネ・ウルナウトの両外国人が効果的に得点を重ね、14-17と逆転に成功。サントリーも途中出場のアレクサンデル・シリフカがスパイクやブロックを決めて追い掛けたが、あと1歩及ばず。セットポイントから水町泰斗がスパイクを決めて、25-23で連取。セットカウント2-2のタイに戻した。
第5セット サ15-17名
セットカウント2-2で迎えた最終第5セットも、中盤までサイドアウトの応酬となった。先に前に出たのは名古屋。9-8の場面で、本来はアウトサイドヒッターながらミドルブロッカーとして出場を続ける山崎彰都がサービスエースを決めてブレーク成功、10-8とした。その後は一進一退の展開となったが、マッチポイントからニミル・アブデルアジズがコーナーラインギリギリにスパイクを決め、17-15。名古屋がセットカウント0-2から3セット連取で逆転勝ち。決勝進出に王手を懸けた。
| 大阪B | 1 | 31-33 25-18 20-25 16-25 | 3 | 愛知 |
◆試合経過
第1セット 大31-33愛
レギュラーラウンド(RS)首位突破の大阪Bは、セッター(S)永露元稀、オポジット(OP)西田有志、アウトサイドヒッター(OH)ミゲル・ロペス、トーマス・ジェスキー、ミドルブロッカー(MB)西川馨太郎、ラリー・エバデダン、リベロ(L)山本智大をスタメン起用。対するRS4位の愛知は、S関田誠大、OP宮浦健人、OHリカルド・ルカレッリ、トリー・デファルコ、MB高橋健太郎、村山豪、L小川智大を起用した。
第1セットから息つく間もない一進一退の攻防となった。大阪Bは互いに得点を重ねて迎えた11-12の場面で、エバデダンの速攻で同点。さらに西田のサービスエース、ロペスのスパイクで前に出た。勢いに乗るかと思われたが、愛知も宮浦のバックアタックなどで応戦。サイドアウトの応酬を演じると、デフェルコが技ありの両手プッシュを決めるなど、17-18から3連続得点で逆転に成功した。
宮浦の強打で愛知が先にセットポイントを握ったが、互いに最後の1本を許さないジュース戦に突入。しかし、最後は西田のスパイクをルカレッリがブロックし、愛知が8度のセットポイントの末に33-31でセットカウントを先取した。
第2セット 大25-18愛
愛知がセットカウントを先取して迎えた第2セットは、両チームともに前セットと同じメンバーで臨んだ。
このセットは一進一退の展開となった第1セットから一転、序盤から大阪Bが大量リードを奪った。
西川馨太郎のサービスエースや西田有志のスパイクなどで先行。7-6の場面ではトーマス・ジェスキーのアタックや永露元稀のエースなど5連続得点をまとめ、大きくリードを広げた。日本代表リベロの山本智大が随所に好守を披露し、強力攻撃陣につなげた。ラリー・エバデダンのブロックや相手のミスでセットポイントを奪取。最後はロペスが強打を決め、25-18。セットカウントを1-1のタイに戻した。
第3セット 大20-25愛
第3セットは序盤から点の取り合いとなったが、先に抜け出したのは愛知だった。7-8の場面で宮浦健人が強打を決めて同点とすると、リカルド・ルカレッリの連続サービスエースなど4連続得点に成功した。 直後に大阪Bミゲル・ロペスのサービスエースを含む3連続得点で11-11の同点に追い付かれたものの、宮浦やルカレッリらが攻め手を緩めず。宮浦の強打が決まり、先に20点台に突入した。 大阪Bはベンチスタートのキャプテン山内晶大をリリーフサーバーで投入したが、流れを引き寄せることはできず。愛知は宮浦のサービスエースでセットポイントを握ると、最後も宮浦がバックアタックを決めて25-20。セットカウント2-1で、愛知が準決勝先勝に王手を懸けた。
第4セット 大16-25愛
愛知のセットカウント2-1で迎えた第4セットは、愛知が前セットの勢いそのままに宮浦健人の強打で主導権を握った。中盤以降はミドルブロッカー(MB)村山豪の速攻やアウトサイドヒッター(OH)リカルド・ルカレッリのバックアタックなど多彩な攻撃も決まり、15-10と大きく点差を広げた。 大阪BはスタートからMB山内晶大主将を起用して打開を図ったが、重苦しいムードを断つことはできず。攻め手を欠く展開が続くと、西田のサーブミスで先に20点目を献上した。愛知はトリー・デファルコのスパイクでマッチポイントを握ると、最後は宮浦がサービスエースを決めて勝利を収めた。 2戦先勝方式の準決勝でレギュラーシーズン4位の愛知が、首位の大阪Bに先勝。5年ぶりの決勝進出に王手をかけた。
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