日本高校ダンス部選手権全国決勝大会(7日、東京・日本工学院アリーナ)の「スモールクラス」(2~12人)に、新潟清心女が出場する。51チームが参加した準決勝大会(8月20日)で決勝に進む上位8チームに入った。メンバー11人で作品「ひっつき虫?舞踏会」を披露し、上位を狙う。

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哀しみ、喜び、そして変顔。メンバーは練習中から豊かな表情とメリハリが効いた動きで舞う。「1つでも上の順位を狙いたい。決勝までにもっと技術を上げる」。半田芽彩主将(3年)は意気込みをのぞかせた。準決勝は8位で通過。決勝はその中で順位を争う。

作品のテーマは「依存」。集団でいる子どもたちが環境に違和感を持ち、1人ずつ抜けていく。ただ、最後には元に戻り仲良く過ごす。それでも気持ちのどこかには、しっくりこない感情が残る-。そんな心の揺れを、昆虫の集団になって丁寧に表現した。

決勝は22年に続いて3年ぶりだが、前回は準決勝がなく、関東・甲信越大会を優勝してすぐに決勝。チーム数も多かった。辻亜沙美監督(43)は「テーマについて、生徒たちが自分たちでじっくり考えて作り上げてきた。その成果」と全国ベスト8をたたえる。

作品の特徴は縦4・7メートル、横6・6メートルの布。集団を1枚の布に例え、その中に全員が入っているところから始まる。11人分の穴を作り、ゴムで止めて出入りがしやすいようにした。

スムーズに動くため練習を重ねた。休みの日は午前9時か午後5時まで。授業がある日は昼休みにメンバーが集まって、その日のテーマを確認するなど綿密に仕上げてきた。年明けから「依存」について調べ、自分たちで布を縫ってつなぎ合わせて大布にした。

半年以上かけて手がけてきた集大成が全国トップの舞台。「やるしかない。お客さんにもっと見たいと思っていただけるように踊りたい」(半田主将)。最高の演舞で締めくくる。【斎藤慎一郎】