フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、プロ転向4年目の羽生結弦さん(31)が11日、単独公演「ICE STORY」シリーズの新作となる第4弾「WHITE…」の開催を電撃発表した。単独出演、制作総指揮を執る「Yuzuru Hanyu“REALIVE”an ICE STORY project」(リアライブ)の初日を、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)で迎え、終演後に、第4弾の前日譚「PREQUEL(プリクエル)」を演じ、明らかにした。
終演後、取材に応じ「まだ時期は言えないけど、やります!」と宣言。羽生さんが執筆するオリジナル物語で、既に構想は固まっており、映画「国宝」を手掛けた音楽家の原摩利彦氏(43)が全曲を書き下ろすことも発表された。
そのコラボレーションについて、羽生さんは「全編オリジナルにしたい気持ちがまずあって、その中で、誰にお願いしたいか。まず原作を作った上で話し合って、原摩利彦さんに…本当にお忙しい方なので、当初は全曲というプランではなく、何とか1曲だけでも、みたいな感じでお願いしたら、全部を書きたいと言ってくださって、自分のところ出演パート)だけではなく、映像のところまで全て書き下ろしてくださって。自分が書いた(テーマが白の)ストーリーに、色をつけてくださった」と感謝した。
世界でも例を見ない、出演者が1人だけの「ICE STORY」シリーズ。「GIFT at東京ドーム」「RE_PRAY」「Echoes of Life」に続く番外編の物語が、今春の「REALIVE」となった。その後半部分で最新の4作目「WHITE…」が発表された。
この日は、単独公演としては25年2月9日以来426日、約1年2カ月ぶりの再始動。羽生さんが、歴代の名プログラムを「今の身体で、技術で」氷に刻み直す再演となった。競技者時代の18-19年シーズンから2季目の途中まで滑ったショートプログラム(SP)「秋によせて」ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などを美しく決め、ショーの過去3シリーズの人気曲も舞った。。
「リアライブ」で代名詞の「SEIMEI」を早くも繰り出し、より期待値が上がった後半部分で「プリクエル」を披露。その最終盤に本編「ホワイト…」の開催を発表した形だ。
羽生さんは25年8月から充電期間に。「より進化するためにメンテナンス期間を設ける」と報告した後、東日本大震災の発生から15年の今年3月に再始動し、復興を願う「羽生結弦notte stellata 2026」で約8カ月ぶりに演技していた。今回は単独でも完全に再スタート。立ち見も含めた超満員7000人のファンを喜ばせた。第4弾の発表が話題も「明日もありますので、頑張ります!」と、しっかり12日も同所で行われる公演に目を向けた。【木下淳】


