世界ランキング3位の山口茜(29=再春館製薬所)が、女子シングルス大会最多5度目の優勝を逃した。
同10位で五輪2大会メダルのプサルラ・V・シンドゥ(インド)に17-21、17-21のストレート負け。2年ぶりの頂点まで1歩届かなかった。
山口は1回戦で日本の仁平菜月(ヨネックス)にストレート勝ち。2回戦でタイ選手に2-1で競り勝つと、準々決勝は韓国選手に逆転勝利。昨年に敗れていた準決勝も世界ランク6位のインドネシア選手を2-1で退けた。
今季の世界ツアーはここまで2度優勝。8日の練習公開では「そこ(5度目の優勝)に対しては特に特別視はしないが、ジャパン・オープンに対する特別な気持ちはあるので、一つでも多く勝てるように頑張りたい」と意気込んでいた。
しかし、3戦連続のフルゲームでスタミナは限界に達していた。決勝は相手の強打を返すのが精いっぱいだった。
それでも、日本開催の国際大会ではスタンドの観客から前向きな言葉をかけられていた。
山口は「気持ちがあれば出る1歩があったりとか、なんとか流れを変えるショットがある。1歩を出す、ラケットを振る、入れようと努力するところはその声がけがあるからこそ、自分自身もやれた部分があるなのかな」と実感を込める。
今大会の総括については「プレー面で言えば、なかなか成長につながるプレーはそんなに多くなかった。気持ちの面だったり、焦っている時に焦ったプレーをしないことだったりとか、負けを覚悟してからも1本1本を前を向いてやるところは、日本じゃないとそういう気持ちになれないことも多い。改めてもっともっとやれる部分はあるのかなって感じた大会」と話した。


