国際スキー連盟(FIS)のジャンプ委員会が、2010年バンクーバー冬季五輪後の10-11年シーズンから、使用できるスキー板の長さを現行より短くすることが28日、分かった。今回の規則改正には、飛び過ぎを抑えて選手の安全を守る狙いがある。

 板の長さは最長で身長の146%と定めているが、バンクーバー五輪後は145%にする。また、今は体格指数(BMI)を用いて体重の軽すぎる選手の板の長さに制限を加えているが、新ルールではBMIの値を上げて過度の減量をこれまで以上に防ぐ。

 例えば、身長が165センチの岡部孝信(雪印)は現行ルールではジャンプスーツとブーツを合わせた体重が54・5キロ以上で、最長241センチの板を使用できる。新規則では板の最長は239センチで、体重55・8キロ以上なければならない。体を重くした上で板は短くなるため、これまでより揚力は小さくなる。

 ジャンプのスキー板の長さは、日本が大活躍した1998年長野五輪のシーズン後に身長プラス一律80センチから、全体的に背の高い選手に有利となる身長の146%までと変更された。この改正で、対応に追われた日本が低迷する一因となった。(共同)